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活動報告

<一般質問の様子>
こちら令和3年度2月定例会の様子です。
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ふくい高校生県議会開催!〜誰もが学びや進学を諦めずに済む教育支援を〜(前編)

2021年09月20日
政策について
 福井のみなさまこんにちは!福井県議会議員の山浦光一郎(こういちろう)です。まだまだ暑い日が続き、福井県内も新型コロナウイルスの大きな影響を受ける厳しい夏となっています。前回の記事更新から少し間が空いてしまいましたが、今回は最近私が携わった教育に関連するトピックをお伝えします。


<今回の記事の要点>
(^羝に経済的・家庭的な事情で学びを犠牲にしながらアルバイトをせざるをえない高校生がいる
∩換颪旅盥酸犬7.8%は自分の生活費のためにアルバイトをしている


<「ふくい高校生県議会」をご存知ですか>
 さて、みなさんは「ふくい高校生県議会」をご存知でしょうか。「高校生が、県議会?」と疑問に思われる方もいらっしゃるかもしれません。これは主権者教育の一環として平成27年から始まった取り組みで、未来の社会をつくっていく高校生たちに県議会議員の活動や議論を実際に体験してもらい、県議会や県議会議員の役目を知り、身近に感じてもらうことを目的としています。

 この取り組みの背景には、政治に対する若者の無関心さが日本全国で顕著になってきている中で選挙権が満18歳以上に引き下げられたということがあります。平成28年6月19日からは満18歳の若者たち、つまり高校生たちも選挙で投票ができるようになりました。実際に令和元年の福井県議会議員選挙でも、10代の若者たちの票を一定数いただいて私自身が県議会議員に初当選させていただきました。

 今年度のふくい高校生県議会には勝山高校・鯖江高校・丸岡高校・道守高校・啓新高校の5校に参加いただき、8月4日に実施しました。各校の生徒たちは事前に議会で取り上げるテーマを決め、みっちりとその勉強をして、事前に想定質問を準備し、当日は県議会の大会議室等にて緊張感が漂う中で鋭い質問をしてくれました。




<「家計を支えるためにバイト優先」高校生たちの厳しい現実>
さて、そんな今年度のふくい高校生県議会で私は道守高校チームのメンターを担当しました。道守高校チームが最終的にまとめてくれた提言案は、以下のような素晴らしいものになりました。




この提言案にある通り、道守高校チームが選んだテーマには
「ひとり親家庭や保護者が難病を抱える家庭への支援」
「定時制等に通う高校生への支援」
という2つの問題提起がありました。そしてこれらのテーマについて生徒たちの議会準備をサポートする中で、私自身が今の高校生たちが抱える厳しい現実に気付かされることになりました。その厳しい現実とは、端的に言えば「経済的理由による学業・進学への支障」です。私が実際に道守高校の生徒から見聞きした事例は以下の通りです。

 ある生徒は、高校に入学したのは良かったものの、家計が厳しく生活費と将来の大学進学費用のためにアルバイトを月に100時間もしているという状況です。そしてそのアルバイトによってどうしても勉強時間に影響が出てしまい、学力にも影響が出てしまっているとのことです。

 またある生徒は、無類の動物好きで元々将来は獣医師になることが夢でした。しかし獣医学部の場合、国公立に入れず私立になると卒業までの学費合計が1,000万円を超えてしまいます。その生徒のご家庭ではとてもそれを工面できる余力はなく、「獣医師になりたいけれど学費を賄えないから目指すのをやめざるをえないかもしれない」となっているそうです。

 もちろん、私が聞いたこれらの事例は必ずしも大多数の高校生たちの状況に当てはまるわけではありません。しかしこの話を機に調べを進めてみると、予想よりかなり多くの全国の高校生たちが同様の問題に直面していることもわかりました。

 株式会社マイナビが2019年11月に実施した「高校生のアルバイト調査」によると、高校生の4人に1人(約26.0%)はアルバイト就業中であり、アルバイトの目的を尋ねる質問では、調査対象者のうち現在アルバイト就業中または就業意向がある高校生の29.9%が「自分の生活費のため」、12.1%が「家族の生活費のため」、7.6%が「授業料を払うため」と回答しているのです。さらに66.7%が回答した「貯金をするため」という目的の中には、大学への進学費用を念頭においた回答が一定割合含まれているということも言えるでしょう。









※出典:株式会社マイナビ「高校生のアルバイト調査」(2019年11月)



 前提として、私は高校生のアルバイト自体を否定するつもりは全くありません。この調査結果にもある通り、社会経験を積むなど前向きな目的をもって本人が自主的にアルバイトをしている場合も多々あります。しかし私が一政治家として放置しておけないのは、アルバイトを家計や将来の進学費用などのために「せざるをえない」からしている高校生たちの現状です。上記の調査結果から推計すると、全国の高校生のうち7.8%もの生徒が「自分の生活費のため」にアルバイトをしているというのが現実なのです。
 
高校生のアルバイト就業率や目的について福井県単独の調査結果は見つかりませんでしたが、全国平均の状況からそこまで大きく乖離はしていないことは想像がつきますし、私自身が今回のふくい高校生議会で当人たちから聞いた生の声から、そのような現実は間違いなく福井にも少なからずあると実感しています。
 
 では私たちはこのような高校生を減らすため、全ての高校生が学びや進学を諦めなくて済む社会をつくるために何をすべきなのでしょうか。解決のための施策や行動は次回の記事で述べていきたいと思います。
 
次回へ続く!