毎年、夏場になると「電力不足」が話題になる昨今ですが、先週、**黒四ダム(黒部川第四水力発電所)**を視察してまいりました。
黒四ダムは、幅約500メートル、高さ約186メートルという日本を代表する巨大ダムで、まさに戦後日本の技術と情熱の象徴といえる存在です。完成までには延べ1,000万人もの人々が携わり、171名の尊い命が犠牲となりました。それでもなお、わずか7年という短期間で完成に至ったことは、まさに日本のエネルギー史に残る偉業です。かつてNHKの「プロジェクトX」でも紹介され、多くの人の心に刻まれた壮大な挑戦でした。
実際に現地を訪れると、その水の力と放水の迫力に圧倒されると同時に、「このエネルギーが今の私たちの暮らしを支えているのだ」と実感します。電気を当たり前に使える裏には、こうした歴史と努力があることを改めて思い知らされました。
福井県もまた、電力供給や再生可能エネルギーのあり方を考える上で、非常に重要な局面にあります。原子力、風力、水力など、多様なエネルギーをどう安全に、持続的に活用していくかは、福井県議会でも大きな議題となっています。黒四ダムで感じた「自然の力」と「人の力」を、これからのエネルギー政策を考えるうえでしっかりと生かしていきたいと思います。
この視察を通して、「電力はただのインフラではなく、命を支える基盤」であることを強く感じました。未来の世代にも安定した電力を届けられるよう、福井県議の一人として、持続可能なエネルギー政策の議論を進めていく決意を新たにしました。
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