先日、監査委員としての業務の一環で、福井県立病院を訪問し、併設されている陽子線治療センターを見学させていただきました。
陽子線治療は、従来のX線治療とは異なり、がん細胞だけを正確に狙って照射できるという高精度な治療法です。そのため、健康な組織への影響を最小限に抑えつつ、効果的にがんを治療することができます。
この技術は国内外でも限られた施設でしか導入されておらず、今でも世界で約200台しかない最先端の装置とのこと。実際に見学すると、まるで発電機のような巨大な設備に圧倒されました。
これまで多くの患者さんを救ってきたこのセンターの存在は、福井県の医療水準の高さを象徴するものだと感じました。
今後は、こうした先進的な治療体制の整備をさらに進め、県内外に「医療の町・福井」として発信していくことも、地域の魅力づくりの一つになるのではないかと思います。
福井県議会としても、県民が安心して医療を受けられる体制づくりや、先端医療と地域医療の両立に向けて、しっかりと取り組んでまいります。
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